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5月17日は何の日?「世界電気通信および情報社会日」の歴史とインターネット・AIが創る未来をわかりやすく徹底解説!

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はじめに

スマートフォンで高画質の動画を楽しんだり、遠く離れた海外の友人や家族とリアルタイムでメッセージをやり取りしたり。私たちが毎日当たり前のように使っている便利で快適な通信サービスですが、「どうして世界中でこんなにスムーズに電波やデータがつながるのだろう?」と不思議に思ったことはありませんか?実は、こうした私たちの豊かな生活の裏側には、国境を越えた世界的な取り決めと、それを記念する特別な一日が存在します。

👇 本記事でわかる3つの重要ポイント 👇

  • 【テーマ1】5月17日が「世界電気通信および情報社会日」に選ばれた理由
  • 【テーマ2】国際的な組織が私たちのスマートフォンやインターネットを支えている秘密
  • 【テーマ3】インターネットやAI(人工知能)が切り拓くワクワクする未来の可能性

この記事を最後までお読みいただければ、普段何気なく手にしているスマートフォンや、見えないインターネットの電波に対する見方がガラリと変わるはずです。明日、学校や職場で誰かにちょっと自慢して話したくなるような、通信の歴史と未来の物語を、難しい専門用語を一切使わずにわかりやすく紐解いていきましょう。それでは、さっそく本編へどうぞ!

5月17日は「世界電気通信および情報社会日」です

カレンダーには毎日さまざまな記念日が書かれていますが、毎年5月17日は「世界電気通信および情報社会日(World Telecommunication and Information Society Day)」という非常に重要な記念日に指定されています。名前だけを聞くと、少し難しくてお堅い印象を受けてしまうかもしれません。しかし、これは私たちの毎日の生活に最も密接に関わっていると言っても過言ではない、素晴らしい記念日なのです。

この記念日は、国際連合(国連)によって公式に制定されたものです。国連といえば、世界の平和を守ったり、環境問題に取り組んだりしている組織として有名ですが、実は「世界中の人々が等しく情報をやり取りできる環境を整えること」も、国連の非常に大切な役割の一つとなっています。5月17日という日付は適当に選ばれたわけではありません。通信の歴史において、世界が大きく変わった「ある出来事」が起きた日を記念して選ばれました。

現代を生きる私たちは、朝起きればスマートフォンでニュースをチェックし、仕事や学校ではパソコンを使ってインターネットで調べ物をします。こうした生活は、数十年前には考えられなかったほどのスピードで発展してきました。この記念日は、そうした便利さを当たり前と思わず、情報通信技術が私たちの生活をどれほど豊かにしてくれているのかを再確認し、感謝するための日でもあります。

1865年の発足!万国電信連合から国際電気通信連合(ITU)への歴史

それでは、なぜ5月17日が記念日になったのでしょうか。時計の針を大きく巻き戻して、今から160年以上も昔の歴史を振り返ってみましょう。1865年のこの日、国際電気通信連合(ITU)の前身である万国電信連合が発足したことを記念して国連が制定しました。1865年といえば、日本では江戸時代の終わり頃であり、歴史の授業で習うような激動の時代です。そんな昔に、すでに世界規模の通信のルール作りが始まっていたと聞くと、とても驚かれるのではないでしょうか。

当時の最先端の通信技術は、インターネットや電話ではなく「電信(でんしん)」でした。電気の信号を使って、「トン・ツー」という音の長さと組み合わせで文字を伝える技術です。手紙を馬や船で何日もかけて運んでいた時代からすれば、一瞬で遠くにメッセージを届けられる電信は、まるで魔法のような大発明でした。しかし、ここで一つの大きな問題が発生します。それぞれの国が自分たちだけの独自のルールや機械を使ってしまうと、国境を越えてメッセージを送ることができなかったのです。

「これでは不便だ。世界中で同じルールを作って、どこへでも自由にメッセージを届けられるようにしよう」という目的で設立されたのが、万国電信連合でした。その後、電話が登場し、ラジオ放送が始まり、テレビが普及し、時代が大きく進むにつれて通信の技術も進化していきました。それに合わせて組織の名前も「国際電気通信連合(ITU)」へと変わり、現在もスイスのジュネーブに本部を置いて、世界中の通信のルールを取りまとめています。

海の底から宇宙まで!私たちの通信を支える見えないネットワーク

国際電気通信連合(ITU)がどのような仕事をしているのか、もう少し身近な例で考えてみましょう。たとえば、あなたが日本のスマートフォンからアメリカにいる友人へメッセージアプリで写真を送ったとします。送信ボタンを押した瞬間、その写真は目に見えないデータの粒に変換され、空を飛ぶ電波となって近くの基地局(アンテナ)に届きます。そこから光の速さで地中のケーブルを通り、なんと太平洋の海の底に敷き詰められた「海底ケーブル」を通ってアメリカ大陸へと渡るのです。

また、車のカーナビゲーションシステムや、スマートフォンの地図アプリで自分の現在地が正確にわかるのは、宇宙空間に浮かんでいる人工衛星と通信をしているからです。もし、世界中で電波の使い方のルールがバラバラだったらどうなるでしょうか?隣の国のテレビ局の電波が混ざってしまって画面が乱れたり、飛行機の通信機が混線して安全に飛べなくなったりと、世界中が大混乱に陥ってしまいます。

ITUは、こうしたトラブルが起きないように、「この電波の周波数はテレビ用」「この周波数はスマートフォン用」「宇宙のこの場所にはこの国の人工衛星を配置する」といった世界共通のルール(交通整理のようなもの)を細かく決めています。私たちが国境を越えてシームレスにインターネットを楽しめるのは、1865年から続くこうした地道な国際協力のおかげなのです。

インターネットの普及と現代の情報通信技術の進化

この記念日は、インターネットやAIをはじめとする現代の情報通信技術の発展を支える、世界的な記念日です。ここで使われている「情報通信技術」という言葉は、英語の「Information and Communication Technology」の頭文字をとって、ニュースなどではよく「ICT」と呼ばれています。情報を集めて、加工して、通信ネットワークを使って遠くまで届ける技術のすべてを指す言葉です。

1990年代後半から急速に普及したインターネットは、まさにこの情報通信技術の歴史における最大の発明の一つです。かつては図書館に行って何時間もかけて調べていた情報が、今では手のひらの上のスマートフォンに数秒で表示されます。さらに、文字や写真だけでなく、音楽や高画質の映画までもが、世界中のどこにいても瞬時に楽しめるようになりました。これは、世界中のコンピューター同士が共通のルール(言語)で会話できる仕組みが整えられたからです。

近年では、新型コロナウイルスの流行により、私たちの生活様式は大きく変化しました。学校の授業がオンラインで行われたり、会社に行かずに自宅で仕事をする「テレワーク(リモートワーク)」が当たり前になったりしました。これも、大容量のデータを安定してやり取りできる強力なインターネット回線が世界中に張り巡らされていたからこそ実現できたことです。情報通信技術は、もはや電気や水道と同じように、私たちの生活になくてはならない「社会の重要なインフラ(基盤)」となっています。

AI(人工知能)と通信が掛け合わさることで生まれる未来

そして今、インターネットの次に世界を大きく変えようとしているのが「AI(人工知能)」の存在です。最近では、質問に人間のように自然な文章で答えてくれるAIや、言葉で指示するだけで美しい絵を描いてくれるAIが大きな話題となっています。実は、このAIが賢く成長するためにも、情報通信技術の発展が欠かせない要素となっています。

AIは、人間の何万倍、何億倍もの大量のデータ(文字、画像、音声など)を読み込むことで学習し、賢くなっていきます。この膨大なデータを世界中から集め、AIを動かしている巨大なコンピューター(サーバー)に届けるためには、非常に高速で安定した通信ネットワークが必要不可欠です。つまり、通信ネットワークという「立派な道路」があるからこそ、AIという「最新型の車」がスピードを出して走ることができるのです。

今後、AIと通信技術がさらに進化すれば、私たちの未来はもっとワクワクするものになるでしょう。たとえば、言葉の壁を完全になくす「リアルタイムの自動翻訳機」が普及すれば、世界中の人々と母国語のままでスムーズに会話できるようになります。また、病院に行かなくても、AIが自宅で健康状態をチェックして遠くの医師にデータを送ってくれる「オンライン遠隔医療」や、運転手が乗っていなくてもAIが安全に目的地まで運んでくれる「完全自動運転車」も、すべて高度な通信技術のうえに成り立っています。5月17日は、こうした素晴らしい未来の扉を開く鍵となる技術を称える日でもあるのです。

なぜ国連が制定したのか?世界中の人々をつなぐための課題と願い

ここまで、情報通信技術の素晴らしさや便利さについてお話ししてきましたが、世界に目を向けると、まだ解決しなければならない大きな課題が残されています。それが「デジタル・ディバイド(情報格差)」と呼ばれる問題です。私たちが住んでいる日本では、どこにいてもスマートフォンがつながり、高速なインターネットを楽しむことができますが、世界中にはまだインターネットに一度も接続したことがない人々が何十億人も存在しています。

発展途上国の農村部や、地理的に電波を届けるのが難しい地域では、通信網の整備が遅れています。インターネットが使えないということは、最新のニュースを知ることができない、オンラインで高度な教育を受けることができない、便利な金融サービスを利用できないなど、生活の豊かさや将来の可能性において大きな不利を抱えることを意味します。情報を持っている人と持っていない人の間に、目に見えない大きな壁ができてしまうのです。

国連がこの「世界電気通信および情報社会日」を制定した最大の理由の一つは、この情報格差をなくすためです。「世界中のすべての人が、平等にインターネットの恩恵を受けられる社会を作ろう」という強いメッセージが込められています。先進国が持つ優れた技術や知識を共有し、協力し合って地球上の隅々にまで通信のネットワークを広げていくこと。誰も取り残されることのない、真に繋がった世界を目指すことこそが、この記念日が持つ最も重要な意義なのです。

参考リスト

まとめ

今回は、毎年5月17日にやってくる「世界電気通信および情報社会日」という記念日について、その背景にある歴史や、私たちの生活との関わりをわかりやすく解説してきました。1865年という遠い昔に誕生した万国電信連合から始まり、現在の国際電気通信連合(ITU)へと引き継がれてきた国際的な協力の歴史が、今の私たちの便利な生活を支えてくれています。

電信の時代から始まった技術の進化は、電話、テレビ、インターネットを経て、現在ではAI(人工知能)という新たなステージへと突入しています。私たちが毎日使っているスマートフォンの中には、世界中の人々が知恵を絞り、国境を越えて作り上げてきた「つながるためのルールと努力」がぎっしりと詰まっているのです。

次にスマートフォンで動画を見たり、AIを使って調べ物をしたりする時には、ほんの少しだけ、海の底を通るケーブルや宇宙に浮かぶ人工衛星、そして160年以上前から続く世界的な取り決めに思いを馳せてみてください。そして、世界中すべての人がこの素晴らしい技術を使えるようになる日が来ることを願って、これからも進化し続ける情報通信技術の未来を楽しみに見守っていきましょう。

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