2025年最後の満月「コールドムーン」はいつ?意味や由来、スーパームーンとの関係を解説
「コールドムーン」の概要
「コールドムーン(Cold Moon)」とは、12月に観測される満月の呼び名です。
アメリカの先住民が季節を把握するために名付けたもので、文字通り「寒さが厳しくなる時期の月」を意味しています。
2025年のコールドムーンは12月5日(金)に迎え、これが今年最後の満月となります。
また、今回の満月は地球との距離が近い「スーパームーン」に該当するという情報もあり、通常よりも大きく明るく輝く姿が期待されています。
この記事では、コールドムーンの正確な日時や見頃、名前の由来、そしてこの時期に意識したいスピリチュアルなメッセージについて詳しく解説します。
「コールドムーン」の詳細
2025年のコールドムーンはいつ?
2025年の12月の満月、コールドムーンが最大になる(満月の瞬間)のは、12月5日(金)の午前8時14分です。
しかし、この時間は日本ではすでに太陽が昇っている時間帯のため、月をはっきりと見ることはできません。
そのため、最も美しく丸い月を鑑賞できるおすすめのタイミングは、「12月4日(木)の夜」から「12月5日(金)の夜」にかけてとなります。
冬の空は空気が乾燥して澄んでいるため、晴れていれば非常に鮮明な月を楽しむことができるでしょう。
名前の由来と別名
コールドムーンという名前は、アメリカ先住民(ネイティブアメリカン)の部族、特にモホーク族などが使用していた農事暦に由来します。
12月は本格的な冬が到来し、夜の冷え込みが厳しくなる時期であることから、この名前が付けられました。
他にも、冬至(一年で最も夜が長い日)に近い満月であることから「ロングナイトムーン(Long Night Moon/長夜月)」と呼ばれたり、「オークムーン(Oak Moon)」と呼ばれることもあります。
これらの名前は、自然と共に生きてきた人々が、厳しい冬を乗り越えるために月を指標にしていたことを物語っています。
今回は「スーパームーン」?
天文学的な定義は厳密には定まっていませんが、2025年12月の満月は地球との距離が近く、見かけのサイズが大きくなる「スーパームーン」に分類されるとする情報があります。
通常の満月よりも直径で約14%、明るさで約30%増すとされており、今年最後の天体ショーとして見応えは十分です。
特に月の出(東の空から昇ってくるタイミング)は、目の錯覚も相まってより巨大に見えるため、写真撮影や観賞にはベストな時間帯です。
スピリチュアルな意味と過ごし方
スピリチュアルな観点から見ると、コールドムーンには「安定」「定着」「家族愛」といった意味があるとされています。
一年の締めくくりに当たるこの満月は、今年一年を振り返り、不要なものを手放して、来年に向けて基盤を固めるのに適したタイミングです。
また、寒さの中で寄り添うイメージから、家族やパートナーとの絆を深めるパワーがあるとも言われています。
暖かい部屋で温かい飲み物を片手に、大切な人とゆっくり月を眺めてみるのも良いでしょう。
観測のポイント
12月の夜間観測は寒さとの戦いです。
いくら空気が澄んでいても、体が冷えてしまっては楽しめません。
厚手のコートや手袋はもちろん、使い捨てカイロや温かい飲み物を準備して、万全の防寒対策で臨みましょう。
また、12月中旬には「ふたご座流星群」も控えているため、この時期は夜空を見上げる機会が増える、天文ファンにとって楽しみな季節でもあります。
「コールドムーン」の参考動画
昨年のコールドムーン
まとめ
2025年のコールドムーンは12月5日です。
「寒月」という名の通り、厳しい寒さの中で輝くこの満月は、私たちに一年の終わりと冬の美しさを教えてくれます。
今年最後のスーパームーンとなる可能性が高いこの貴重な機会に、ぜひ暖かくして夜空を見上げてみてください。
その凛とした輝きは、来年への希望と活力を与えてくれるはずです。
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ウルフムーン(1月の満月)
ネイティブアメリカンの満月名称
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