PR

【2025年速報】今年の漢字は「熊」に決定!列島を襲った獣害と、世界を翻弄する“あのクマ”の脅威

エンタメ
この記事は約4分で読めます。

【2025年速報】今年の漢字は「熊」に決定!列島を襲った獣害と、世界を翻弄する“あのクマ”の脅威

2025年「今年の漢字」発表の概要

2025年12月12日午後2時、京都・清水寺の奥の院にて、森清範貫主が特大の和紙に力強く揮毫(きごう)した一文字は「熊」でした。

日本漢字能力検定協会が主催し、全国からの公募で決まる「今年の漢字」。

2025年は、日本国内で過去最悪ペースを記録したツキノワグマやヒグマによる人的被害(アーバン・ベア問題)と、国際情勢において隠語で「プーさん」と呼ばれる中国の動向や、ディズニーのAI動画生成解禁を巡る騒動など、物理的・政治的な「クマ」の脅威が重なったことが決定打となりました。

本記事では、なぜ「熊」が選ばれたのか、その背景にある日本社会の悲鳴と、世界が直面した地政学的リスクについて詳しく解説します。

「熊」が選ばれた理由:国内と海外のダブルパンチ

国内要因:生活圏を脅かす「アーバン・ベア」の恐怖

選定理由の筆頭に挙げられたのが、日本全国で相次いだ熊の出没と被害です。

2023年頃から顕著になった「アーバン・ベア(都市型クマ)」の問題は、2025年にピークを迎えました。

気候変動による山の生態系の変化や、過疎化による緩衝地帯の消失により、札幌や仙台、秋田といった地方都市の中心部だけでなく、東京都下の住宅街にも熊が出没。

登下校中の児童や農作業中の高齢者が襲われる痛ましい事件が連日報道され、熊よけスプレーや鈴が品薄になるなど、国民生活に直接的な恐怖を与えました。

「駆除か保護か」を巡る世論の分断も激しくなり、行政の対応が問われ続けた一年でした。

国際要因:世界を揺るがす「プーさん」と「ロシアン・ベア」

もう一つの大きな理由は、海外からの「クマ」の圧力です。

特に、インターネット上の隠語で「プーさん」と形容される中国の習近平国家主席を巡る動向が大きな注目を集めました。

先日、ディズニーがOpenAIの動画生成AI「Sora」にキャラクターを提供し、プーさんの動画作成が可能になった件に対し、中国政府が強硬な反応を示したことは記憶に新しいでしょう。

これに伴うサイバー攻撃の増加や、中国市場での日本企業への締め付け(チャイナリスク)が表面化し、経済的な「被害」を受けた企業も少なくありません。

また、ウクライナ侵攻を継続するロシア(象徴動物が熊=ロシアン・ベア)の脅威も依然として去っておらず、世界中が二頭の巨大な「熊」の動きに翻弄された年でもありました。

経済要因:株式市場の「ベア(弱気)」相場

さらに、これらの地政学的リスクや米国のインフレ再燃を受け、2025年の株式市場が全体的に「ベア(Bear Market=弱気相場)」傾向で推移したことも、投資家心理として投票行動に影響したと見られています。

「春闘での賃上げ(ベースアップ=ベア)」への期待もありましたが、物価高と増税負担感がそれを上回り、多くの国民にとって「厳しい(Bear=耐える)」一年であったことも、この漢字が選ばれた背景にあります。

今年の漢字「熊」関連の参考動画

(※参考:関連ニュースのイメージ)

まとめ:自然と国際社会との共存を問う一文字

2025年の「熊」は、自然界からの逆襲と、人間界の権力闘争という、逃れられない二つの恐怖を象徴する一文字となりました。

森貫主は揮毫後、「熊は本来、豊かな自然の象徴でもある。人間が自然との境界線、そして国家間の境界線をどう守り、共存していくかが問われている」と語りました。

物理的なフェンスの設置から、外交的な対話まで、私たちはこの「荒ぶる熊」たちとどのように向き合っていくべきなのか。

年末年始、改めて身の回りの安全と世界の平和について考える必要がありそうです。

関連トピック

アーバン・ベア:山から都市部へ降りてきて生活圏に定着してしまった熊のこと。従来の熊対策が通用しない新たな脅威。

指定管理鳥獣:2024年に熊が追加された国の指定区分。これにより国の交付金を用いた捕獲や対策が可能となったが、現場の負担は依然重い。

習近平(シー・ジンピン):中国の国家主席。ネットミームとしての「プーさん」が検閲対象となるほど、そのイメージ管理に神経を尖らせている。

関連資料

書籍『クマが山から降りてくる』:なぜ日本の山で熊が増え、街へ出てくるのか、その生態学的メカニズムを解説したノンフィクション。

映画『コカイン・ベア』:実際に起きた「麻薬を食べた熊」の事件をモチーフにしたパニック映画。熊の野生的な恐怖を描き話題となった。

熊撃退スプレー:今年、登山客だけでなく一般家庭でも購入が急増した防災グッズ。

タイトルとURLをコピーしました