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【受講料無料】失業手当を貰いながら学校へ?「ハロートレーニング」が凄すぎる理由と、Webデザインや宅建が学べる仕組み

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【受講料無料】失業手当を貰いながら学校へ?「ハロートレーニング」が凄すぎる理由と、Webデザインや宅建が学べる仕組み

ハロートレーニング(公的職業訓練)の概要

「仕事を辞めて新しいスキルを身につけたいけれど、スクールに通うお金がない」「勉強中の生活費が不安で、すぐに次の仕事を探さなきゃ…」。

そんな求職者の悩みを一挙に解決する国の制度が「ハロートレーニング(公的職業訓練)」です。

この制度の凄さは、「受講料が原則無料(テキスト代のみ)」であるだけでなく、条件を満たせば「失業手当を延長して貰いながら(または月10万円の給付金を貰いながら)」学校に通えるという点にあります。

学べる分野も、事務や介護といった定番から、Webデザイン、プログラミング、宅建、ネイリスト養成まで非常に多岐にわたります。

「ハローワークは仕事を探すだけの場所」と思っていると、この大きなチャンスを見逃してしまいます。
本記事では、大人の学び直しを強力にバックアップするハロートレーニングの仕組みと、お金を貰いながら通うための条件、そして人気のコースについて徹底解説します。

受講料無料の仕組みと金銭的メリット

ハロートレーニングとは? 受講料「タダ」の秘密

国や自治体が、就職を希望する人を対象に、就職に必要なスキルを無料で習得させる制度です。
運営は民間の専門学校や資格スクールに委託されていることが多く、通常なら数十万円かかるカリキュラムを、「テキスト代(数千円〜1万数千円程度)」の実費のみで受けることができます。
※「ハロートレーニング」は公的職業訓練の愛称です。

凄すぎるメリット①:失業手当が「延長」される!

雇用保険(失業保険)を受給している人が、ハローワークの指示で訓練を受ける場合、以下の「3つの特権」が得られます。

  1. 給付日数の延長: 本来なら90日で終わる失業手当が、訓練が終了するまで(例:半年間)延長して支給されます。
  2. 受講手当と通所手当: 訓練に通う日の日当(受講手当)や、定期代(通所手当)が別途支給されます。
  3. 給付制限の解除: 自己都合退職の場合にある「2〜3ヶ月の待期期間」が解除され、訓練開始と同時に手当が支給されます。

つまり、「給料(のような手当)を貰いながら、無料で学校に通ってスキルアップできる」という、最強の待遇です。

凄すぎるメリット②:保険がない人にも「月10万円」

失業保険がない人(主婦、フリーランス、失業手当が切れた人など)向けの「求職者支援訓練」もあります。
世帯収入や資産などの条件を満たせば、「月額10万円」の職業訓練受講給付金と交通費を受け取りながら訓練に通えます。
生活費の不安を軽減しつつ、就職活動とスキルアップに専念できる仕組みです。

どんなスキルが学べる? 人気コース例

「職業訓練=溶接や大工」というイメージは古いです。現在はITやデスクワーク系が充実しています。

  • IT・Web系: Webデザイン、Java/Pythonプログラミング、アプリ開発など。若い世代に特に人気で、倍率も高い傾向にあります。
  • 事務系: パソコン操作(Word/Excel)、簿記、医療事務、貿易実務など。
  • 専門資格系: 宅地建物取引士(宅建)、ファイナンシャルプランナー(FP)、介護職員初任者研修、ネイリスト、保育士など。

期間は3ヶ月〜6ヶ月のコースが主流ですが、未経験から正社員を目指す1年〜2年の長期コースも存在します。

注意点:誰でも入れるわけではない

これほど好条件なため、当然ながらハードルもあります。

  • 選考試験がある: 人気コース(特にWebデザイン系)は倍率が3倍を超えることもあり、面接や筆記試験で落ちることもあります。「就職する意欲」が低いと判断されると合格できません。
  • 欠席に厳しい: 原則として毎日出席しなければなりません。病欠などの正当な理由以外で休むと、手当が支給されなくなったり、退校処分(費用の返還請求)になったりします。
  • あくまで「就職」がゴール: 「趣味で資格を取りたい」「ただ手当が欲しい」という動機では利用できません。訓練中も定期的にハローワークで就職相談を行う義務があります。

ハロートレーニングの解説動画

まとめ:ハローワークで相談を

ハロートレーニングは、失業期間を「ただのブランク」にするのではなく、「キャリアアップの準備期間」に変えるための制度です。

数十万円の学費が浮き、さらに生活費の支援まで受けられるこの仕組みを使わない手はありません。
もし今、仕事探しに行き詰まっていたり、未経験の業界へチャレンジしたいと考えているなら、ハローワークの窓口で「職業訓練に興味があります」と伝えてみてください。
その一言が、あなたの新しいキャリアの扉を開く鍵になります。

関連トピック

求職者支援訓練: 主に雇用保険を受給できない人向けの訓練。月10万円の給付金制度とセットで利用されることが多い。

公共職業能力開発施設: ポリテクセンターや技術専門校など、国や県が直営する訓練施設。ものづくり系の設備が充実している。

教育訓練給付制度: こちらは「働きながら」または「自腹で」スクールに通った後に、費用の一部が戻ってくる制度。ハロートレーニングとは別物なので混同に注意。

ジョブ・カード: 自分の職歴や能力を整理したシート。訓練の申し込み時に、キャリアコンサルティングを受けてこれを作成する必要がある場合が多い。

関連資料

厚生労働省「ハロートレーニングコース情報検索」: 全国の訓練コースを分野や地域から検索できる公式データベース。

ハローワークインターネットサービス: 求人情報だけでなく、職業訓練の案内も掲載されている。

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