出勤前の3分でスイッチが入る!憂鬱な朝に効く「元気が出る3つのショートストーリー」
概要:心のチューニングを整える「物語の処方箋」
「失敗するのが怖くて新しい提案ができない」「毎日雑用ばかりでやりがいを感じない」「あの人はいいな、自分には何もない」。
そんな臆病風や虚無感、嫉妬心を抱えたまま、重い足取りでドアを開けようとしていませんか?
朝の憂鬱さは、勇気が少し足りなかったり、視点が「ないもの」に向いていたりするサインです。
この記事では、勇気ある者を称える動物の習性、仕事の定義を変える大統領の逸話、そして幸福のありかを教える甘いお菓子の話をご紹介します。通勤電車の中や、始業前の数分間、このページを読んで心にエネルギーをチャージしてください。
詳細:あなたを勇気づける3つのストーリー
ストーリー1:リスクを取る勇気「ファースト・ペンギン」
南極に住むペンギンの群れは、生きるために海へ魚を捕りに行かなければなりません。
しかし、海の中には天敵であるシャチやアザラシが潜んでいる可能性があり、飛び込むのは命がけです。
群れは氷の崖の上で「誰か先に飛び込まないかな……」と互いに様子を伺い、足踏みをします。
そんな中、群れの中から一羽のペンギンが、勇気を持って最初に海へ飛び込みます。
すると、安全を確認した他のペンギンたちも、次々とその後に続いて飛び込んでいくのです。
この、リスクを恐れず最初に飛び込むペンギンを「ファースト・ペンギン」と呼びます。
最初に飛び込むのは最も危険ですが、その代わり、誰にも荒らされていない海で、一番多くの魚(先行者利益)をお腹いっぱい食べることができるのです。
【出勤前のあなたへ】
会議で最初に発言すること、新しいプロジェクトに手を挙げること。
それはシャチがいるかもしれない海に飛び込むように怖いことです。
しかし、様子を伺って最後に飛び込むペンギンには、もう魚は残っていません。
今日、もしチャンスがあったら、思い切って「ファースト・ペンギン」になってみませんか?
冷たい水に飛び込む一瞬の勇気が、あなたに一番美味しい成果をもたらしてくれるはずです。
ストーリー2:仕事の定義「NASAの清掃員」
1960年代、アメリカのケネディ大統領がNASA(航空宇宙局)の宇宙センターを視察に訪れました。
大統領が廊下を歩いていると、一人の清掃員がモップを持って床を磨いていました。
大統領は彼に近づき、声をかけました。
「こんにちは。あなたはここで何をしているのですか?」
清掃員は作業の手を止め、胸を張って笑顔でこう答えました。
「大統領、私はただ床を磨いているのではありません。
人類を月に送る手伝いをしているのです」
彼は自分の仕事を「掃除」という作業ではなく、「宇宙開発」という壮大なミッションの一部だと定義していたのです。
【出勤前のあなたへ】
あなたの今日の仕事を「ただの事務処理」「ただの販売」と定義していませんか?
どんな仕事も、必ず誰かの役に立ち、社会という大きなプロジェクトの一部を担っています。
「私は今日、お客様に笑顔を届ける手伝いをする」「私は今日、チームが円滑に動くための土台を作る」。
自分で自分の仕事の定義を書き換えてみてください。
モップがロケットの部品に見えるくらい、仕事への誇りが湧いてくるはずです。
ストーリー3:あるものを見る「ドーナツの穴」
アメリカのある大衆食堂の壁に、こんな言葉が書かれた看板が掛かっているそうです。
「楽観主義者はドーナツを見る。
悲観主義者はドーナツの穴を見る」
ドーナツを見つめて、「ああ、真ん中に穴が開いている。ここには何もない。欠けている」と嘆く人はいませんよね。
みんな、周りにある甘くて美味しい「生地(ドーナツ本体)」を見て、それを楽しみます。
しかし、人生や仕事となると、私たちは途端に「穴」ばかりを見てしまいます。
「私には英語力がない(穴)」「お金がない(穴)」「時間がない(穴)」。
【出勤前のあなたへ】
自分に「ないもの(穴)」を数えて、朝から落ち込んでいませんか?
穴は、ドーナツが存在するために必要な空間に過ぎません。
大切なのは、その周りにある「あるもの(生地)」です。
「健康な体がある」「仕事がある」「ランチ代がある」「話せる同僚がいる」。
あなたの手元には、すでに十分な生地があります。
今日は穴を覗き込むのをやめて、甘いドーナツ本体を味わって出かけましょう。
まとめ
今日ご紹介した3つのショートストーリー、いかがでしたでしょうか。
先陣を切る「ファースト・ペンギン」、使命感を持つ「NASAの清掃員」、そして充足を見る「ドーナツの哲学」。
仕事に行きたくない朝は、恐怖や不足感に目が向きがちです。
しかし、一歩踏み出し、仕事に誇りを持ち、手元にある幸せに目を向ければ、世界は驚くほど豊かに見えてきます。
さあ、深呼吸を一つして。いってらっしゃい!今日のあなたは、きっとうまくいきます。
関連トピック
ジョブ・クラフティング(やらされている仕事を、自らの意思でやりがいのあるものに作り変えること。NASAの清掃員はまさにこの達人)
先行者利益(新しい市場や技術にいち早く参入することで得られるメリット。ファースト・ペンギンの勇気が報われる理由)
ポジティブ心理学(欠点や不足(穴)を治すことよりも、強みや美徳(ドーナツ)に注目し、それを伸ばすことで幸福度を高める学問)
関連資料
「ファースト・ペンギン」(ランディ・パウシュ 著)(「最後の授業」で知られる著者が、夢を叶えるためにリスクを取ることの大切さを語った本)
「ザ・プロフィット」(ウィリアム・コーヘン 著)(ドラッカーの教えを元に、仕事の意義やリーダーシップの本質を説いた物語)
「幸福の資本論」(橘玲 著)(金融資産、人的資本、社会資本の3つの資本(ドーナツの生地)をどう設計するかを説いた、現実的な幸福論)

