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【9月11日は公衆電話の日】日本初の設置から知られざる災害時の使い方・歴史まで徹底解説!

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はじめに

街中を歩いていて、ふと緑色や灰色の公衆電話ボックスを見かける機会が少なくなったと感じることはありませんか?スマートフォンがひとり1台普及した現代では、最後に公衆電話を使ったのがいつだったか思い出せないという方も多いのではないでしょうか。しかし、大地震などの大規模災害で携帯電話がつながりにくくなったとき、真っ先に命綱となるのが実は公衆電話なのです。

👇 本記事でわかる3つの重要ポイント 👇

  • 【テーマ1】9月11日「公衆電話の日」の由来と日本初登場時の驚きのエピソード
  • 【テーマ2】赤・黄・青・緑へ!時代とともに進化してきた公衆電話の歴史と変遷
  • 【テーマ3】いざという時に命を救う!災害時の無料化の仕組みと知っておくべき使い方

この記事では、公衆電話の誕生秘話から日常で役立つ豆知識、災害時に焦らないための実践的な使い方まで、分かりやすく丁寧にお届けします。知っておくだけで防災意識が高まり、いざという時の安心につながりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

公衆電話の日とは?1900年9月11日の誕生秘話

上野駅と新橋駅に設置された「自働電話」

9月11日は「公衆電話の日」として親しまれています。この記念日は、1900年(明治33年)9月11日に、東京の上野駅と新橋駅の構内に日本初となる自動公衆電話が設置されたことにちなんで制定されました。当時は「公衆電話」ではなく、「自働電話(じどうでんわ)」と呼ばれていました。

それまでの電話といえば、限られた富裕層や官公庁、大企業などが契約して利用する極めて高価な通信手段でした。一般の庶民が手軽に利用できるものではなかった時代に、誰もがお金を払えばその場で通話できる仕組みとして登場したのが、この自働電話だったのです。

交換手を通す仕組みと利用料金

現代の公衆電話は、お金やテレホンカードを入れて相手の番号をプッシュすれば直接相手につながりますが、当時はそうした仕組みではありませんでした。利用者が電話機についているハンドルを回して電話交換手を呼び出し、相手の電話番号を伝えてつないでもらうという「手動交換方式」がとられていたのです。

当時の利用料金は、市内通話5分間で15銭でした。現在の貨幣価値に換算するとおよそ数百円から1,000円前後に相当し、決して誰もが日常的に気軽に使えるほど安価なものではありませんでした。それでも、電報よりも早く直接声で用件を伝えられる画期的なサービスとして、大きな話題を呼びました。

「自働電話」から「公衆電話」への呼び名の変化

登場当初は「自働電話」と呼ばれていた街頭の電話ですが、1925年(大正14年)のダイヤル式自動交換機の導入などを経て、徐々に現在の呼び名である「公衆電話」へと改称されていきました。広く一般大衆が共有して利用する公共の電話インフラという意味合いが定着し、人々の生活に欠かせない社会基盤となっていったのです。

時代とともに姿を変えた公衆電話の歴史とカラーの変遷

街頭に現れた「赤電話」の時代

戦後の高度経済成長期を迎えると、公衆電話は街頭のタバコ屋さんや商店の店先などに急速に普及していきました。その象徴となったのが、鮮やかな赤色が特徴的な「赤電話(店頭公衆電話)」です。

赤電話は、商店などの店頭に委託設置される形式が多く、お店の営業時間中のみ利用できるものが主流でした。街頭ですぐに電話を見つけられるように目立つ赤色に塗られており、人々の日常生活における身近な連絡手段として大活躍しました。10円玉を投入してダイヤルを回すスタイルは、昭和の日常風景の代名詞ともいえます。

長距離通話に対応した「青電話」と「黄電話」

社会の発展とともに、市内通話だけでなく遠く離れた地域への市外通話の需要が急速に高まりました。赤電話は基本的に市内通話専用だったため、10円玉を複数枚投入して長距離通話ができる「青電話」が登場しました。

さらにその後、10円玉だけでなく100円玉も使える大型の「黄電話」が街頭や駅などに設置されるようになりました。黄電話は100円硬貨が使えることで、長時間の通話や遠距離への通話でも硬貨を頻繁に入れ直す手間が減り、出張中のビジネスパーソンや遠方の家族へ連絡する人々に重宝されました。ただし、当時の100円電話はおつりが出ない仕組みだったため、短い通話では損をしないように注意しながら使っていたのも懐かしい思い出ですね。

テレホンカードの登場と「緑の公衆電話」

1980年代に入ると、公衆電話の歴史における最大の技術革新ともいえる磁気カード式公衆電話、いわゆる「緑の公衆電話」が登場しました。これに合わせて発売された「テレホンカード(テレカ)」は、小銭を持ち歩かなくても手軽に通話ができる利便性から爆発的なヒットを記録しました。

観光地の記念品、企業のノベルティグッズ、アイドルやアニメのキャラクターグッズなど、コレクションアイテムとしても一大ブームを巻き起こしました。1990年代には、インターネットの普及に先駆けてデジタル通信やISDN回線に対応した高機能な「灰色の公衆電話」も登場し、ノートパソコンを接続してデータ通信を行うビジネス用途にも対応するようになりました。

現代における公衆電話の役割と設置台数の現状

携帯電話の普及と減少傾向

1990年代半ばから急速に普及した携帯電話やPHS、そして2010年代以降のスマートフォンの爆発的な広がりによって、公衆電話の利用頻度は劇的に減少しました。かつては駅前や繁華街にずらりと並んでいた電話ボックスも、現在では見かける数が大幅に少なくなっています。

最盛期には全国で80万台以上設置されていた公衆電話ですが、現在では総務省の基準に基づいて採算性や配置基準が見直され、全国で約13万台前後にまで絞り込まれています。日常的に利用する機会は大きく減ってしまったのが実情です。

ユニバーサルサービスとしての法的な位置づけ

利用者が減ったからといって、公衆電話が日本全国から完全に消えてしまうわけではありません。公衆電話は電気通信事業法において「ユニバーサルサービス(国民生活に不可欠であり、あまねく日本全国で公平かつ安定的に提供されるべき通信役務)」として明確に位置づけられています。

市街地ではおおむね500メートル四方に1台、それ以外の地域でもおおむね1キロメートル四方に1台という設置基準が法令によって定められています。採算が合わないからといって事業者が勝手に全廃することはできず、国民の最低限の通信手段を確保する安全網(セーフティネット)として大切に維持管理されています。

災害時こそ真価を発揮する!公衆電話の強みと活用法

災害時に通信規制を受けにくい「災害時優先電話」

公衆電話が現在でも社会に必要とされている最大の理由は、地震や台風、集中豪雨などの大規模災害時における抜群の強さにあります。大災害が発生すると、被災地への安否確認電話が殺到し、通信回線のパンクを防ぐために携帯電話各社は最大80パーセントから90パーセント以上の通信規制を実施します。その結果、スマートフォンの画面にアンテナが立っていても電話が全くつながらないという事態が頻発します。

これに対して公衆電話は、法令に基づく「災害時優先電話」として扱われます。通信制限の対象外または規制を受けにくい回線として設計されているため、携帯電話網が完全に麻痺している混乱時であっても、非常に高い確率で通話がつながる仕組みになっています。

停電時でも通話ができる仕組み

スマートフォンの基地局や家庭の光回線・固定電話は、停電が発生するとバッテリーが切れた時点で通信ができなくなってしまいます。しかし、屋外に設置されている硬貨式の公衆電話は、NTTの電話局から電話線を通じて微弱な電流(給電)を受けて稼働しています。

そのため、街全体がブラックアウトするような大規模な停電が発生した場合でも、電話局側の非常用発電機が生きている限り、公衆電話は普段と変わらず通話することができます。ただし、停電時はテレホンカードの読み取り装置が作動しない機種があるため、硬貨(10円玉や100円玉)を使って通話することが基本となります。

大災害時の「無料化措置」とは?

地震などの大規模な被災地において、住民の安否確認や救護活動を円滑に進めるため、NTT東日本・NTT西日本は公衆電話の「無料化措置」を実施します。無料化された状態の公衆電話は、お金やカードを持っていなくても受話器を上げるだけで発信できるようになります。

無料化の具体的な利用方法は機種によって異なります。緑色の公衆電話や灰色の公衆電話の場合、受話器を上げてそのまま相手の電話番号をプッシュするだけで通話が可能です。一部の旧型機種では、一度10円玉を投入して通話を開始し、通話終了後にそのまま10円玉が返却口に戻ってくる仕組みになっているものもあります。

知っておきたい公衆電話の基本操作と緊急通報の手順

基本的なかけ方のおさらい

公衆電話を使い慣れていない若い世代や子どもたちの中には、受話器を取る前にお金を入れようとして入らず、戸惑ってしまうケースが多々見られます。基本的な操作手順をしっかり覚えておきましょう。

  1. 受話器を上げる:必ず最初に受話器を持ち上げます。「ツー」という発信音が聞こえるのを確認してください。
  2. 硬貨またはカードを入れる:発信音を確認してから、10円硬貨、100円硬貨、またはテレホンカードを投入口に入れます。
  3. 電話番号をダイヤルする:相手の市街地局番から始まる電話番号をプッシュします。
  4. 通話を終えて受話器を置く:通話が終わったら受話器を元の位置に戻します。おつり(テレホンカードの度数残り、または未使用の硬貨)がある場合は忘れずに取り出してください。

緊急通報(110番・119番・118番)のかけ方

警察(110番)、消防・救急(119番)、海上保安庁(118番)への通報は、硬貨やテレホンカードが手元に一枚もなくても完全に無料でかけることができます。機種によって操作が少し異なりますので、以下の2つのパターンを覚えておいてください。

  • 緊急通報ボタンがある公衆電話:受話器を上げ、電話機についている赤い「緊急通報ボタン」を強く押してから、「110」や「119」をダイヤルします。
  • 緊急通報ボタンがない公衆電話(デジタルの灰色電話など):受話器を上げるだけで準備完了です。ボタンを押す必要はなく、そのまま直接「110」や「119」をダイヤルすればつながります。

いざという時の「災害用伝言ダイヤル(171)」の使い方

大災害時には、音声による直接通話がつながりにくくなることがあります。そうした時に役立つのが「災害用伝言ダイヤル(171)」です。公衆電話からも簡単にメッセージの録音・再生が可能です。

受話器を上げて「171」をダイヤルし、自動音声ガイダンスに従って録音の場合は「1」、再生の場合は「2」を選択します。被災地の自宅電話番号や携帯電話番号を入力することで、全国の家族や知人と声のメッセージを通じた安否確認が行えます。こちらも公衆電話から無料で利用できるケースが多いため、家族間で「被災したら171に伝言を残す」という共通ルールを決めておくことが大切です。

まとめ

1900年9月11日に上野駅と新橋駅で誕生した「自働電話」から始まった日本の公衆電話は、赤電話、青電話、黄電話、そしてテレホンカード全盛期の緑電話へと形を変えながら、常に日本人のコミュニケーションを支え続けてきました。

スマートフォンの普及によって街中で見かける台数は大きく減少しましたが、公衆電話は決して過去の遺物ではありません。地震や停電といった極限状態の災害時において、通信規制を受けにくく確実に命をつなぐ「最後の砦」として、今なお重要な役割を果たしています。

普段から通勤・通学路や自宅の近所、避難所のどこに公衆電話が設置されているかを確認しておくことは、非常に実践的で有効な防災対策になります。ぜひ今日をきっかけに、身近な場所にある公衆電話の位置をチェックし、家族でその使い方について話し合ってみてはいかがでしょうか。

参考リスト


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