おはようございます!2026年11月1日、日曜日の朝がやってきました。
昨日は、チャーチルに学んで、絵筆の気晴らしで頭を休ませる方法をお伝えしました。今朝はいかがでしょうか。新しい1週間を前に、「あれも、これも」と考えが広がって、どこから手をつければいいのか、分からなくなることはありませんか。そんなときは、「いったん、原点に戻る」ことが、助けになります。
世界中の偉人・哲人の思考を紐解く思考プロトコルシリーズ、日曜日の「座標ゼロ(原点リセット)」にあたる本日は、フランスの哲学者・数学者ルネ・デカルト(1596年〜1650年)の思考プロトコルをご紹介します。「我思う、ゆえに我あり」の言葉で知られ、数学で使う「座標」の考え方を作った人としても、知られています。
📐 「いったんすべてを疑い、確かなものから出発する」
デカルトは、1637年、41歳のときに、『方法序説』という本を出しました。そのなかで語られているのが、「方法的懐疑」とよばれる考え方です。少しでも疑わしいものは、いったん、すべて「偽」とみなして、それでも疑えないものが残るか、確かめていく方法です。
デカルトは、すべてを疑おうとしている間も、「そう考えている私」は、たしかに存在しなければならない、と気づきました。そこから生まれたのが、「私は考える、ゆえに私はある」という言葉です。デカルトは、この真理を、哲学の出発点にしました。
『方法序説』によると、こうした方法の規則を見つけたのは、1619年、ドイツで、暖炉のある部屋にこもって、じっくり考えていた時期だったとされています。
この話が教えてくれるのは、混乱しているときは、「全部をなんとかする」前に、「確かなこと」を1つだけ見つけるということです。そして、その確かな一点から、1歩ずつ積み上げれば、考えは整理できるということです。
そしてデカルトといえば、「座標」です。平面上の位置を、「原点(ゼロ)」からの距離で表す考え方は、「デカルト座標」とよばれています。迷ったときも、「いま自分は、どこにいるのか」という原点を、はっきりさせると、次の一歩が決めやすくなります。
💡 日曜の気持ちを原点へ戻す「デカルト・座標ゼロ・プロトコル」
- ① 気がかりを、いったん全部書き出して、脇に置く
頭のなかにある心配ごとや、やることを、紙に書き出します。「全部、いったん、ここに置いた」と、声に出してみましょう。頭のなかが空くと、考える余地が生まれます。 - ② 「確かなこと」を3つだけ書く
「私は今日、元気に朝を迎えている」「お茶が温かい」「家族や友人がいる」など、疑いようのない、確かな事実を、3つだけ書きましょう。小さなことで構いません。それが、今日の「原点」です。 - ③ 原点から、「次の一歩」を1つだけ決める
確かなことの上に立って、「明日の朝、最初にやること」を1つだけ決めます。1歩ずつ積み上げる気持ちで、十分です。
✨ 確かなものから、出発する!
新しい1週間は、全部を片づけようとしなくて大丈夫です。確かな一点から、静かに出発しましょう。
デカルトのように、いったん原点に戻って、気持ちを整えてくださいね。それでは、本日もあなたにとって、のびやかな気持ちと小さな発見に満ちた1日になりますように。いってらっしゃい!

