はじめに
「憲法公布から、今年で何年?」「入館料が2割引なら、いくら?」「みかんの箱は、何日で食べ切れる?」。暮らしのなかには、ちょっとした計算で答えが出せる疑問が、たくさんあります。
文化の日と、みかん。静かな文化の世界と、冬の食卓。別々に見えますが、どちらも数を整理して、筋道を立てて答えを導くという楽しさがあります。
👇 本記事でわかる3つの重要ポイント 👇
- 【テーマ1】年号の差から、経過した年数を求める
- 【テーマ2】割引後の値段や、全体のうちの割合(%)を求める
- 【テーマ3】わり算の「商」と「あまり」を使って、日数や個数を求める
使うのは、たし算・ひき算・かけ算・わり算と、電卓があれば十分です。全部で6問のドリルを用意しました。ぜひ答えを開く前に挑戦してみてください。
第1部:文化の日・年数と割引の算数パズル
年数・割引・割合の基本
11月3日は「文化の日」です。ここでは、年数、展覧会の入館料と割引、文化祭の来場者の割合にまつわる計算を、確かめます。
- 経過年数:あとの年−はじめの年
- 割引後の値段:もとの値段×(1−割引率)
- 割合(%):一部の量÷全体の量×100
年号は、1946年に日本国憲法が公布されたこと、1947年に施行されたこと、1948年に文化の日が祝日と定められたことに基づく、実際の年号です。入館料や、来場者の人数などの数字は、すべて計算練習用の仮の値です。
【ドリル1】憲法公布から、何年?
日本国憲法は、1946年に公布され、1947年に施行されました。文化の日は、1948年に祝日と定められました。
(1)2026年は、憲法公布から何年後でしょうか。
(2)公布から、文化の日が祝日と定められるまでは、何年でしょうか。
(3)2026年は、文化の日が祝日と定められてから、何年後でしょうか。
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答え:(1)80年 (2)2年 (3)78年
- (1)2026−1946=80年
- (2)1948−1946=2年
- (3)2026−1948=78年
(2)と(3)を足すと、2+78=80年になり、(1)と一致することを、確かめられます。
【ドリル2】展覧会の入館料と割引
ある展覧会の入館料が、1人1,000円(仮の値)です。文化の日の特別割引で、2割引(仮の値)になります。
(1)割引は、1人あたり何円でしょうか。
(2)割引後の入館料は、1人何円でしょうか。
(3)大人3人で入ると、割引前と割引後で、合計の差は何円でしょうか。
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答え:(1)200円 (2)800円 (3)600円
- (1)1,000×0.2=200円
- (2)1,000−200=800円
- (3)割引前は、1,000×3=3,000円。割引後は、800×3=2,400円。差は、3,000−2,400=600円
「差」は、1人あたりの割引200円×3人=600円としても、求められます。
【ドリル3】文化祭の来場者の割合
ある文化祭の来場者が、全部で200人(仮の値)でした。そのうち、小学生が50人、中高生が70人、大人が80人(仮の値)でした。
(1)小学生は、全体の何%でしょうか。
(2)中高生は、全体の何%でしょうか。
(3)大人は、全体の何%でしょうか。また、3つの割合を合計すると、何%になるでしょうか。
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答え:(1)25% (2)35% (3)40%、合計100%
- (1)50÷200×100=25%
- (2)70÷200×100=35%
- (3)80÷200×100=40%。25+35+40=100%
すべての割合を合計して、100%になることを確かめると、計算ミスを防げます。

第2部:みかんの日・年数と個数のパズル
年数と「あまり」のあるわり算の基本
11月3日は「みかんの日」でもあります。ここでは、年数の差と、みかんの個数・日数の計算に挑戦します。基本は、次の2つです。
- 年の差:あとの年−はじめの年
- あまりのあるわり算:全体÷1回分=商…あまり(商は「何回分」、あまりは「残り」)
年号は、ウンシュウミカンの原産地とされる、鹿児島県で、1936年に推定樹齢300年の古木が見つかったという紹介に基づいています。「推定樹齢300年」は、推定の数字です。みかんの重さや個数、家族の人数などは、すべて計算練習用の仮の値です。
【ドリル4】古木の発見から、何年?
1936年に、鹿児島県で、推定樹齢300年のみかんの古木が見つかったと紹介されています。
(1)2026年は、1936年から何年後でしょうか。
(2)1936年に樹齢が300年だったとすると、芽生えたのは何年ごろでしょうか。
(3)その年から2026年までは、何年でしょうか。
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答え:(1)90年 (2)1636年ごろ (3)390年
- (1)2026−1936=90年
- (2)1936−300=1636年ごろ
- (3)2026−1636=390年。または、300+90=390年
「推定」の数字なので、「ごろ」をつけて考えます。(3)は、300年に90年を足しても、確かめられます。
【ドリル5】みかんの箱は、何日分?
みかんが、10kgの箱(仮の値)に入っています。1個の重さは100g(仮の値)とします。家族3人が、1人1日2個ずつ食べます(仮の値)。
(1)箱には、みかんが何個入っているでしょうか。
(2)1日に、家族で何個食べるでしょうか。
(3)箱のみかんは、何日分で、何個あまるでしょうか。
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答え:(1)100個 (2)6個 (3)16日分で、4個あまる
- (1)10kg=10,000g。10,000÷100=100個
- (2)3×2=6個
- (3)100÷6=16あまり4。16日分で、4個あまる(6×16=96、100−96=4)
「あまり」は、次の日には足りない個数です。17日目は、4個しか食べられません。
【ドリル6】実りの十文字パズル
中央の空欄【 ? 】に漢字1文字を入れて、上から下、左から右へと読む「4つの二字熟語」を完成させてください。
成
結【 ? 】実
汁
(※「成?」、「結?」、「?実」、「?汁」という4つの熟語ができます!)
▶ 答えと解説を見る
答え:果
完成する熟語は、成果[セイカ]、結果[ケッカ]、果実[カジツ]、果汁[カジュウ]です。みかんの日にちなんだ、「果」の字を使った言葉が揃います。

2つのパズルに共通する「考え方」
- 別の式で、確かめる:年数の計算は、期間を2つに分けて足すと、同じ答えになるかを、確かめられます。
- 「合計」を確かめる:割合は、すべて足して100%になるかを確かめると、間違いが減ります。
- 「あまり」の意味を考える:わり算の「あまり」は、そのままでは足りない分です。「何に使うか」を考えると、答えの意味がはっきりします。
まとめ
第1部では、憲法公布からの年数、展覧会の入館料と割引、文化祭の来場者の割合の計算を、学びました。
第2部では、古木の発見からの年数、みかんの箱の個数と日数、そして「果」の十文字パズルに挑戦しました。
文化の日も、みかんの日も、数字を整理すれば、筋道を立てて考えられます。祝日の火曜日の朝、ぜひ紙とペンで、ゆったりと楽しんでみてください。

