はじめに
「習字を週に何時間練習した?」「半紙の何%が清書?」「3人の本塁打は、合計で何本?」。暮らしのなかには、ちょっとした計算で答えが出せる疑問が、たくさんあります。
書道と、プロ野球。静かな筆の世界と、熱い球場の世界。まったく別に見えますが、どちらも数を整理して、筋道を立てて答えを導くという楽しさがあります。
👇 本記事でわかる3つの重要ポイント 👇
- 【テーマ1】年号の差から、経過した年数を求める
- 【テーマ2】時間の合計や、全体のうちの割合(%)を求める
- 【テーマ3】複数の数の合計と、平均を求める
使うのは、たし算・ひき算・かけ算・わり算と、電卓があれば十分です。全部で6問のドリルを用意しました。ぜひ答えを開く前に挑戦してみてください。
第1部:書道の日・年数と時間の算数パズル
年数・時間・割合の基本
11月2日は「書道の日・習字の日」です。ここでは、年数、練習時間、半紙の割合にまつわる計算を、確かめます。
- 経過年数:あとの年−はじめの年
- 時間の合計:1回の時間×回数(分を時間に直すときは、60で割る)
- 割合(%):一部の量÷全体の量×100
年号は、日本習字教育財団が1953年に設立されたこと、2009年に中国の書道がユネスコの無形文化遺産に登録されたことに基づく、実際の年号です。練習時間や、半紙の枚数などの数字は、すべて計算練習用の仮の値です。
【ドリル1】書道の記念の年から、何年?
日本習字教育財団は、1953年に設立されました。2009年には、中国の書道が、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
(1)2026年は、財団の設立から何年後でしょうか。
(2)財団の設立から、無形文化遺産への登録までは、何年でしょうか。
(3)2026年は、無形文化遺産への登録から、何年後でしょうか。
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答え:(1)73年 (2)56年 (3)17年
- (1)2026−1953=73年
- (2)2009−1953=56年
- (3)2026−2009=17年
(2)と(3)を足すと、56+17=73年になり、(1)と一致することを、確かめられます。
【ドリル2】習字の練習時間
ある人が、習字を、1回15分(仮の値)、週に5日(仮の値)練習します。
(1)1週間では、何分練習するでしょうか。
(2)4週間では、何分で、何時間でしょうか。
(3)1年を52週として、1年間では、何時間でしょうか。
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答え:(1)75分 (2)300分で5時間 (3)65時間
- (1)15×5=75分
- (2)75×4=300分。300÷60=5時間
- (3)75×52=3,900分。3,900÷60=65時間
1週間あたりを先に求めてから、週の数をかけると、計算の流れが整理しやすくなります。分を時間に直すときは、60で割ります。
【ドリル3】半紙の割合
半紙が、全部で20枚(仮の値)あります。そのうち、練習用が12枚、清書用が6枚、予備が2枚(仮の値)です。
(1)練習用は、全体の何%でしょうか。
(2)清書用は、全体の何%でしょうか。
(3)予備は、全体の何%でしょうか。また、3つの割合を合計すると、何%になるでしょうか。
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答え:(1)60% (2)30% (3)10%、合計100%
- (1)12÷20×100=60%
- (2)6÷20×100=30%
- (3)2÷20×100=10%。60+30+10=100%
すべての割合を合計して、100%になることを確かめると、計算ミスを防げます。

第2部:阪神タイガース記念日・年数と合計のパズル
年数と合計・平均の基本
11月2日は「阪神タイガース記念日」でもあります。ここでは、年数の差と、3人の打者の合計・平均の計算に挑戦します。基本は、次の2つです。
- 年の差:あとの年−はじめの年
- 平均:合計÷人数
年号は、阪神が1985年に日本一になったこと、その前の優勝が21年前(1964年)であること、バースが1983年に阪神へ加入したことに基づく、実際の年号です。1985年の本塁打と打点の数字(バース54本・134打点、掛布40本・108打点、岡田35本・101打点)も、公開されている記録に基づいています。
【ドリル4】日本一から、何年?
阪神は、1985年に、日本シリーズで西武を破り、球団初の日本一になりました。この年のリーグ優勝は、21年ぶりでした。バースは、1983年に阪神へ加入しました。
(1)2026年は、1985年から何年後でしょうか。
(2)21年ぶりの優勝なので、その前の優勝は何年でしょうか。
(3)バースが加入してから、1985年の日本一まで、何年でしょうか。
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答え:(1)41年 (2)1964年 (3)2年
- (1)2026−1985=41年
- (2)1985−21=1964年
- (3)1985−1983=2年
「〜年ぶり」は、いまの年から、その年数を引くと、前の年が求まります。
【ドリル5】3人の本塁打と打点の合計
1985年の阪神は、バースが54本塁打・134打点、掛布が40本塁打・108打点、岡田が35本塁打・101打点でした。
(1)3人の本塁打の合計は、何本でしょうか。
(2)3人の打点の合計は、何点でしょうか。
(3)3人の本塁打の平均は、何本でしょうか。
▶ 答えと解説を見る
答え:(1)129本 (2)343点 (3)43本
- (1)54+40+35=129本
- (2)134+108+101=343点
- (3)129÷3=43本
平均は、「合計÷人数」で求めます。(1)で合計を出してから、3で割ると、整理しやすくなります。
【ドリル6】勝利の十文字パズル
中央の空欄【 ? 】に漢字1文字を入れて、上から下、左から右へと読む「4つの二字熟語」を完成させてください。
優
必【 ? 】敗
利
(※「優?」、「必?」、「?敗」、「?利」という4つの熟語ができます!)
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答え:勝
完成する熟語は、優勝[ユウショウ]、必勝[ヒッショウ]、勝敗[ショウハイ]、勝利[ショウリ]です。阪神タイガース記念日にちなんだ、「勝」の字を使った言葉が揃います。

2つのパズルに共通する「考え方」
- 別の式で、確かめる:年数や時間の計算は、期間を2つに分けて足したり、単位を変えたりして、同じ答えになるかを、確かめます。
- 「合計」を確かめる:割合は、すべて足して100%になるかを確かめると、間違いが減ります。
- 自作問題に挑戦:好きなチームの成績や、毎週の習いごとの時間を使って、オリジナルの問題を作ってみるのもおすすめです。
まとめ
第1部では、書道に関する年数、習字の練習時間、半紙の割合の計算を、学びました。
第2部では、阪神の日本一からの年数、3人の打者の本塁打と打点の合計や平均の計算、そして「勝」の十文字パズルに挑戦しました。
筆の時間も、球場の熱気も、数字を整理すれば、筋道を立てて考えられます。月曜日の朝、ぜひ紙とペンで、ゆったりと楽しんでみてください。

