PR

【11月3日】ゴジラの日とは?初代『ゴジラ』誕生の背景と『-1.0』『-0.0』

トレンド
この記事は約11分で読めます。

はじめに

11月3日は文化の日として知られていますが、映画ファンにとっては「ゴジラの日」でもあります。昭和29年(1954年)のこの日、東宝の怪獣映画『ゴジラ』の第1作が封切られました。それから約70年後の2023年には『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』が同じ日に公開され、2026年11月3日には最新作『ゴジラ-0.0(マイナスゼロ)』が公開されます。

👇 本記事でわかる3つの重要ポイント 👇

  • 【テーマ1】ゴジラの日が11月3日になった由来
  • 【テーマ2】初代『ゴジラ』が生まれた時代背景
  • 【テーマ3】『ゴジラ-1.0』から『ゴジラ-0.0』への最新事情

「なぜ11月3日なのか」「初代ゴジラは何を伝えようとしたのか」「最近のゴジラは何がすごいのか」が、この記事1本でひと通りわかります。ゴジラの日をもっと楽しむために、まずは記念日の成り立ちから見ていきましょう。

ゴジラの日とは?11月3日が記念日になった由来

ゴジラの日は、1954年11月3日に第1作『ゴジラ』が公開されたことにちなむ記念日です。ファンの間では長く「ゴジラの誕生日」として親しまれてきました。

東宝が制定し、2017年に日本記念日協会が認定

ゴジラの日は、ゴジラ映画を作り続けている東宝株式会社が制定しました。映画情報サイトのシネマトゥデイによると、2017年11月3日に東京・新宿の歌舞伎町シネシティ広場で開かれた「ゴジラ・フェス 2017」の中で、この日を「ゴジラの日」とすることが発表されました。

記念日をまとめているサイト「ベストカレンダー」によれば、同じ2017年に、一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されています。つまり、ファンが昔から祝ってきた日が、2017年に「公式の記念日」になったということです。

毎年11月3日前後に開かれる「ゴジラ・フェス」

ゴジラの日に合わせて、東宝は「ゴジラ・フェス」というイベントを毎年のように開いています。新作の情報が発表される場としても注目されており、2025年11月3日の「ゴジラ・フェス2025」では、最新作のタイトルが『ゴジラ-0.0』であることが明らかにされました。

テレビやCS放送でも、この日に合わせてゴジラ映画をまとめて放送する企画がたびたび組まれてきました。11月3日は、新しいゴジラの情報と昔のゴジラ作品の両方に出会える1日になっています。

昭和29年の初代『ゴジラ』とはどんな映画か

初代『ゴジラ』は、水爆実験によって目覚めた巨大怪獣が東京を襲うという物語の白黒映画です。日本の怪獣映画・特撮映画(ミニチュアや着ぐるみなどを使って、現実にはない場面を撮る技術を使った映画)の原点とされています。

第五福竜丸事件と、戦後9年という時代背景

この映画の背景には、当時の日本を揺るがせた出来事があります。1954年3月1日、太平洋のビキニ環礁でアメリカが水爆実験を行い、近くで操業していた日本のマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員が放射性物質を含む灰を浴びて被ばくしました。

この年は、広島・長崎への原爆投下からまだ9年しかたっていませんでした。核兵器や放射能への不安が社会全体に広がっていた中で、『ゴジラ』は公開されました。映画情報サイトのMOVIE WALKER PRESSも、この水爆実験と第五福竜丸の被ばく事件が製作の背景にあったと紹介しています。

兵庫県立美術館の上映会資料では、真相の公表を求める女性議員や、長崎から東京へ逃れてきた人、ゴジラに襲われる東京をなすすべなく見つめる群衆など、さまざまな立場の人々が描かれている点が注目ポイントとして挙げられています。ただの怪獣が暴れる映画ではなく、戦争と核の記憶が色濃く刻まれた人間ドラマでもあったのです。

本多猪四郎・円谷英二ら、初代ゴジラを生んだ人たち

初代『ゴジラ』は、のちに日本映画史に名を残す人たちによって作られました。主なスタッフと出演者は次のとおりです。

役割 名前 ひとこと補足
監督 本多猪四郎 その後も多くのゴジラ映画を監督
特殊技術(特撮) 円谷英二 「特撮の神様」と呼ばれる人物
製作 田中友幸 ゴジラを企画したプロデューサー
音楽 伊福部昭 あの有名なゴジラのテーマを作曲
主な出演者 宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬 宝田明はこの作品が初主演

特撮を担当した円谷英二は、のちに『ウルトラマン』などでも知られる人物です。初代『ゴジラ』では、着ぐるみとミニチュアのセットを組み合わせた特撮で、巨大な怪獣が街を壊す迫力ある場面を作り上げました。ちなみに当時は「特技監督」という肩書きがまだなく、「特殊技術」としてクレジットされています。

観客動員961万人の大ヒットに

初代『ゴジラ』は、上映時間約97分のモノクロ(白黒)作品です。ねとらぼ(ITmedia)がまとめた歴代ゴジラ映画の一覧によると、観客動員数は961万人にのぼりました。当時の日本の人口を考えると、とても多くの人が映画館に足を運んだことがわかります。

公開当時の批評家の評価は必ずしも高くなかったといわれますが、今では反核や文明批判を描いた作品として高く評価され、その後の日本映画界に大きな影響を与えたとされています。この1本の成功から、70年以上続くゴジラシリーズが始まりました。

「ゴジラ」という名前の由来

「ゴジラ」という名前は、「ゴリラ」と「クジラ」を合わせたものという説が広く知られています。陸の力持ちのゴリラと、海の巨大生物クジラ。海からやってくる巨大な怪獣にぴったりの組み合わせです。

ただし、名付けのいきさつについては複数の話が伝わっており、どの説が正しいのかははっきりしていません。東宝の公式な説明として確かめられる資料は見当たらなかったため、ここでは「よく知られた説」として紹介します。

一方、映画の物語の中では、大戸島(おおどしま)という島に古くから伝わる海の怪物の言い伝えにもとづいて「ゴジラ」と呼ばれる、という設定になっています。現実の名付けの由来と、物語の中での名前の由来は別のものと考えると整理しやすくなります。

なお、英語の「Godzilla」というつづりは、1956年にアメリカで公開された海外版『Godzilla, King of the Monsters!』から使われるようになりました。今では世界中で通じる名前になっています。

『ゴジラ-1.0』も11月3日公開 アカデミー賞受賞までの歩み

2023年11月3日に公開された『ゴジラ-1.0』は、アジア映画として初めてアメリカのアカデミー賞視覚効果賞を受賞した作品です。初代の公開日と同じ日に封切られ、日本だけでなく世界中で大きな話題になりました。

生誕70周年を記念した、日本製作の実写30作目

映画.comによると、『ゴジラ-1.0』はゴジラ生誕70周年の記念作品で、日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目にあたります。監督・脚本・VFX(コンピューターなどを使った映像の特殊効果)は、『ALWAYS 三丁目の夕日』などで知られる山崎貴監督が担当しました。主演は神木隆之介さん、ヒロインは浜辺美波さんです。

タイトルの「-1.0」は「マイナスワン」と読みます。舞台は戦争直後の日本です。戦争ですべてを失い「ゼロ」になった日本に、追い打ちをかけるようにゴジラが現れ、国を「マイナス」へと突き落とす――という意味が込められています。生き残った名もなき人々が、ゴジラに立ち向かう方法を探していく物語です。

北米で日本の実写映画の記録を34年ぶりに更新

『ゴジラ-1.0』は、アメリカでも2023年12月1日に公開されました。PHILE WEBの記事によると、現地時間の12月5日に全米での累計興行収入が1436万ドルを超え、それまで日本の実写映画で1位だった『子猫物語』(約1329万ドル)の記録を34年ぶりに塗り替えました。

Forbes JAPANによると、製作費は推定1500万ドル(約22億円)とされ、ハリウッドの大作に比べるとかなり少ない予算でした。THR Japan(ハリウッド・リポーター・ジャパン)は、全世界での興行収入が約1億1300万ドル(約172億円)に達したと伝えています。限られた予算で世界に通用する映像を作ったことが、大きな驚きをもって受け止められました。

アカデミー賞視覚効果賞と日本アカデミー賞最優秀作品賞

2024年3月(日本時間3月11日)に行われた第96回アカデミー賞で、『ゴジラ-1.0』は視覚効果賞を受賞しました。日本映画がこの部門にノミネートされたこと自体も史上初でした。映像制作は、山崎監督と長く組んできた制作会社「白組」が担っています。

国内では、日本アカデミー賞の最優秀作品賞にも輝きました。2024年1月には、映像を白黒にしたモノクロ版『ゴジラ-1.0/C(マイナスカラー)』も公開され、初代『ゴジラ』を思わせる雰囲気が話題になりました。

2026年11月3日公開の最新作『ゴジラ-0.0』

2026年のゴジラの日には、『ゴジラ-1.0』の続編となる『ゴジラ-0.0(マイナスゼロ)』が全国で公開されます。11月3日にゴジラ映画が公開されるのは、初代、『ゴジラ-1.0』に続いて3回目です。

映画ナタリーなどによると、公開日は2026年1月に発表され、日本の公開から間もない11月6日には北米でも公開されます。日本製作のゴジラ映画が日本とアメリカでほぼ同時期に公開されるのは、シリーズの歴史で初めての試みです。

映画.comの作品情報(2026年11月時点)によると、監督・脚本・VFXは引き続き山崎貴監督で、物語は前作から2年後の世界が舞台です。上映時間は135分で、神木隆之介さん、浜辺美波さんらに加え、長澤まさみさん、田中泯さん、國村隼さんなどが新たに出演します。11月3日に公開されたゴジラ映画を表にまとめると、次のようになります。

公開日 作品名 監督 主なトピック
1954年11月3日 ゴジラ 本多猪四郎 シリーズ第1作、観客動員961万人
2023年11月3日 ゴジラ-1.0 山崎貴 生誕70周年記念作、アカデミー賞視覚効果賞
2026年11月3日 ゴジラ-0.0 山崎貴 『-1.0』の続編、北米は11月6日公開

前作の物語の結末を知ってから観ると、登場人物たちの「その後」がより深く味わえるはずです。最新作の上映形式や公開劇場については、公式サイトや各映画館の情報を確認してください。

ゴジラの日をもっと楽しむ方法

ゴジラの日は、新作を観に行くのはもちろん、昔の作品を見直して「時代ごとのゴジラ」を比べるのにもぴったりの日です。たとえば、次のような楽しみ方があります。

  • 初代『ゴジラ』(1954年)を観て、戦後9年の日本がどんな不安を抱えていたのかを感じてみる
  • 『ゴジラ-1.0』を観直してから、最新作『ゴジラ-0.0』を映画館で観る
  • 白黒の初代と、モノクロ版『ゴジラ-1.0/C』を見比べて、映像表現の違いを楽しむ
  • 伊福部昭のゴジラのテーマを聴きながら、昭和の特撮の工夫に思いをはせる
  • 「ゴジラ・フェス」などのイベント情報や、テレビの特集放送をチェックする

初代『ゴジラ』が公開されたとき子どもだった人は、今では70代、80代になっています。親子や祖父母と孫など、世代をこえて同じ怪獣について語り合えるのも、70年以上続くシリーズならではの魅力です。「初めて観たゴジラはどれだった?」と聞いてみるだけでも、思い出話が広がるかもしれません。

よくある質問

ゴジラの日はいつ、誰が決めたのですか?

ゴジラの日は毎年11月3日です。1954年11月3日に第1作『ゴジラ』が公開されたことにちなんで東宝株式会社が制定し、2017年に日本記念日協会に認定・登録されました。

初代『ゴジラ』は何年の映画ですか?

昭和29年、つまり1954年の映画です。同じ年の3月に起きた第五福竜丸の被ばく事件を背景に、水爆実験で目覚めた怪獣が東京を襲う物語として作られました。

『ゴジラ-1.0』は何の賞を取ったのですか?

2024年の第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞しました。アジア映画として初めての受賞です。国内でも日本アカデミー賞の最優秀作品賞に選ばれています。

『ゴジラ-0.0』は『ゴジラ-1.0』の続きですか?

はい、続編です。前作から2年後の世界が描かれ、山崎貴監督が引き続き監督・脚本・VFXを担当しています。日本では2026年11月3日、北米では11月6日に公開されます。

「ゴジラ」の名前は何から来ているのですか?

「ゴリラ」と「クジラ」を合わせた名前だという説がよく知られています。ただし、名付けのいきさつには複数の話があり、どれが正しいかははっきりしていません。

まとめ

11月3日の「ゴジラの日」は、1954年に初代『ゴジラ』が封切られた日です。東宝が制定し、2017年に日本記念日協会が認定しました。初代は第五福竜丸事件や戦争の記憶を背景に生まれ、観客動員961万人の大ヒットとなって、70年以上続くシリーズの出発点になりました。

同じ日に公開された『ゴジラ-1.0』は、アジア映画初のアカデミー賞視覚効果賞を受賞し、ゴジラを再び世界の注目の的にしました。そして2026年11月3日には、その続編『ゴジラ-0.0』が公開されます。

ゴジラの日をきっかけに、まずは初代『ゴジラ』を1本観てみてください。白黒の画面の向こうにある昭和29年の日本を知ってから最新作を観ると、ゴジラが70年以上愛され続けてきた理由が、きっと見えてくるはずです。

参考リスト

タイトルとURLをコピーしました