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【11月5日】縁結びの日とは?由来と神在月・出雲の縁結びをやさしく解説

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はじめに

カレンダーで「縁結びの日」という言葉を見かけて、「何の記念日だろう」「恋愛の日なのかな」と気になった方もいるかもしれません。11月5日の縁結びの日は、島根県・出雲地方の言い伝えと、ちょっとした語呂合わせから生まれた記念日です。

👇 本記事でわかる3つの重要ポイント 👇

  • 【テーマ1】縁結びの日が11月5日に決まった由来
  • 【テーマ2】神無月と神在月の違いと、神様が出雲に集まる言い伝えの背景
  • 【テーマ3】2026年の出雲大社の神事日程と、出雲路の縁結びスポットの楽しみ方

記念日の意味がわかると、「縁」という言葉が恋愛だけでなく、家族や友人、仕事の人間関係まで広く含むことにも気づけます。11月5日を、身近な人とのつながりを見直すきっかけにしてみてください。

縁結びの日とは?11月5日に制定された理由

縁結びの日は、「いい(11)ご(5)縁」の語呂合わせと、出雲の「神在月(かみありづき)」の言い伝えにちなんだ記念日です。島根県の観光団体が、縁結びの地として知られる出雲路にちなんで定めました。

制定したのは「神話の国 縁結び観光協会」

記念日を紹介する「雑学ネタ帳」や「ベストカレンダー」などによると、縁結びの日を制定したのは島根県の「神話の国 縁結び観光協会」です。この協会は島根県の観光振興課の中に置かれていた団体で、のちに公益社団法人「島根県観光連盟」が記念日を受け継いでいます。

また、記念日の登録を行っている一般社団法人「日本記念日協会」にも、正式な記念日として認定・登録されています。つまり、どこかの誰かが勝手に名乗っているのではなく、きちんと登録された記念日だということです。

「いい(11)ご(5)縁」の語呂合わせ

日付の由来は、「11」を「いい」、「5」を「ご」と読み、「いいご縁」とする語呂合わせです。11月は「いい」と読めるため、11月22日の「いい夫婦の日」のように、語呂合わせの記念日がとても多い月でもあります。

さらに11月は、出雲地方で「全国の神様が集まる月」とされる時期とも重なります。語呂合わせと、出雲ならではの季節の行事。この2つがぴったり合うことから、11月5日が縁結びの日に選ばれたのです。

神在月とは?全国の神様が出雲に集まる言い伝え

神在月とは、旧暦(昔のこよみ)の10月に、全国の神様が出雲に集まるという言い伝えにもとづく、出雲地方での10月の呼び名です。ほかの地域では、同じ月を「神無月(かんなづき)」と呼びます。

神無月と神在月の違い

同じ旧暦10月でも、地域によって呼び方が変わるのがおもしろいところです。違いを表にまとめました。

呼び名 読み方 使われる地域 意味(言い伝え)
神無月 かんなづき 全国の多くの地域 神様が出雲へ出かけて、地元にいなくなる月
神在月 かみありづき 出雲地方 全国の神様が集まって、神様がいる月

注意したいのは、旧暦の10月は、いまの暦(新暦)の10月とは時期がずれることです。旧暦は月の満ち欠けをもとにしたこよみなので、新暦に直すと毎年日付が変わり、おおむね10月下旬から12月上旬ごろにあたります。2026年は、出雲大社の神迎神事(かみむかえしんじ)が行われる旧暦10月10日が11月18日にあたります。

「神無月」の名前には別の説もある

「神無月=神様がいない月」という説明はよく知られていますが、実はこれは数ある説のひとつです。国立国会図書館の「日本の暦」によると、神無月はもともと「神の月」という意味で、「無」は「の」を表す字だとされています。全国の神様が出雲に集まって留守になるから、という説は、それと並ぶ説のひとつとして紹介されています。

同じ考え方は、6月の「水無月(みなづき)」にもあてはまります。水無月も「水の無い月」ではなく「水の月」で、田んぼに水を引く月という意味だとされています。昔の言葉の「な」は、いまの「の」と同じ働きをしていたのです。

なぜ神様は出雲に集まるのか

神様が出雲に集まる理由は、日本の古い神話「国譲り(くにゆずり)」にさかのぼると言われています。観光庁の多言語解説文によると、出雲大社にまつられる大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は、農業の技術や薬を広めて国を豊かにした神様です。

その後、天上の世界から天照大御神(あまてらすおおみかみ)が「この国は自分の子孫が治めるべきだ」と考え、大国主大神は立派な宮殿を建ててもらうことを条件に、国を譲ったと伝えられています。この宮殿が出雲大社の始まりとされています。目に見える世の中を譲った大国主大神は、目に見えない「縁」の世界を受け持つようになった、という考え方があり、そこから神様たちが出雲に集まり、人々の縁について話し合うという言い伝えにつながっています。

出雲大社と「縁結び」の本当の意味

出雲大社の縁結びは、恋愛や結婚だけを指すものではありません。人と人、人と仕事、人と地域など、あらゆるつながりを結ぶ意味だとされています。

「だいこく様」と呼ばれる大国主大神

出雲大社(正式な読み方は「いづもおおやしろ」)の御祭神(まつられている神様)は、大国主大神です。「だいこく様」の愛称で親しまれ、古くから縁結びの神様として信仰を集めてきました。

出雲大社は、8世紀の初めに書かれた『古事記』『日本書紀』『出雲国風土記』といった日本最古級の書物にも登場する、とても歴史の長い神社です。観光庁の解説文によると、『古事記』に収められた神話のおよそ3分の1は、出雲地方が舞台だとも言われています。

縁は恋愛だけではない

観光庁の解説文では、縁結びは恋愛や結婚と同じ意味で使われがちだけれど、本来はもっと広い意味を持つと説明されています。家庭、職場、地域社会など、人と人とのつながり全体を守るのが大国主大神だというのです。

たとえば、次のようなご縁も、出雲の「縁結び」に含まれると考えられています。

  • 家族や親せきとの、良い関係が続くこと
  • 友人や地域の人との、新しい出会いや交流
  • 仕事や取引先との、良いめぐり合わせ
  • 自分に合った学校や職場、住まいとの出会い

縁結びの日も、恋人がいる人だけの記念日ではありません。年齢や立場にかかわらず、誰にとっても関係のある日です。

2026年の神在月 出雲大社の神事日程

出雲大社では、神在月の期間に神様を迎え、もてなし、見送る一連の神事(神社の儀式)が行われます。2026年(令和8年)の主な日程は、出雲大社の公式サイトで次のように案内されています(2026年11月時点)。

日付 神事 時間・場所
11月18日(水) 神迎神事・神迎祭 夕刻、稲佐の浜から出雲大社へ
11月19日(木) 神在祭 午前9時
11月19日〜24日 夜神楽祈祷 午後5時、神楽殿
11月23日(月・祝) 献穀祭・神在祭・縁結大祭 午前10時
11月25日(水) 神在祭・縁結大祭 午前10時
11月25日(水) 神等去出祭(からさでさい) 午後4時、拝殿

なお、出雲大社の公式サイトによると、2026年の縁結大祭は、23日・25日ともに参列の申し込みが定員に達しています。日程や内容は変わることがあるため、お出かけ前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

神迎神事は稲佐の浜から始まる

神在月の始まりを告げるのが、神迎神事です。出雲大社の西およそ1キロにある「稲佐の浜(いなさのはま)」で、海からやって来る神様たちをお迎えします。旅行会社クラブツーリズムの案内によると、浜ではかがり火(御神火)がたかれ、神様の案内役とされる龍蛇神(りゅうじゃじん)が海に向かって置かれます。

迎えられた神様たちは、神職の先導で出雲大社まで進み、境内の「十九社(じゅうくしゃ)」を宿として滞在するとされています。稲佐の浜は国譲り神話の舞台でもあり、神事の時期以外にも多くの参拝者が訪れる場所です。

神様の会議中は「静かに」が昔からの習わし

神様たちが集まって人々の縁を話し合う会議は、「神議り(かむはかり)」と呼ばれます。観光庁の解説文によると、この期間の神事は会議の邪魔をしないよう、とても静かに行われてきました。昔は地元の人々も、物音を立てる作業などを控えて静かに過ごしたと伝えられています。

会議を終えた神様たちは、旧暦10月17日の神等去出祭で出雲大社を出発します。さらに旧暦10月26日には、出雲地方そのものから旅立つ見送りの儀式がもう一度行われるとされ、2026年は12月4日ごろがこの日にあたります。

出雲路のほかの縁結びスポット

縁結びの地は、出雲大社だけではありません。出雲から松江にかけての「出雲路」には、縁結びにゆかりのある神社や名所がいくつもあります。

八重垣神社(松江市)の「鏡の池」

八重垣神社は、ヤマタノオロチ退治の神話で知られる素盞嗚尊(すさのおのみこと)と、稲田姫命(いなたひめのみこと)をまつる神社です。スサノオが稲田姫を守って大蛇を退治し、その後に夫婦になったことから、縁結びや夫婦円満のご利益を願う人が多く訪れます。

境内の奥にある「鏡の池」では、縁占いができます。占い用紙に硬貨をのせて池に浮かべ、紙が沈むまでの時間や場所で縁を占うものです。一般に、早く沈めば縁が早く、近くで沈めば身近な人と、遠くで沈めば遠くの人と縁があると言われています。

万九千神社(出雲市)は神様の「打ち上げ会場」

出雲大社を出発した神様たちが、最後に立ち寄るとされるのが万九千神社(まんくせんじんじゃ)です。ここでは神様たちが直会(なおらい:神事のあとの宴)を開き、別れを惜しんでから、それぞれの国へ帰っていくと伝えられています。神在月の物語の「しめくくり」の場所として、あわせて訪ねる人もいます。

ほかにも楽しめるご縁の名所

出雲路には、このほかにも「ご縁」にまつわる名所があります。雑学ネタ帳によると、漫画家の水木しげるさんと妻の布枝さんが、お見合いからわずか5日後に結婚したことにちなむ「つなぎ石」なども、縁結びの観光スポットとして紹介されています。神社めぐりと一緒に、こうした名所を訪ねるのも楽しみ方のひとつです。

縁結びの日のおすすめの過ごし方

縁結びの日は、出雲まで行かなくても楽しめます。大切なのは、今あるご縁に感謝し、新しいご縁に一歩近づくことです。

たとえば、次のような過ごし方があります。

  • しばらく連絡をとっていない友人や親せきに、短いメッセージを送ってみる
  • いつもお世話になっている人に、「ありがとう」をあらためて伝える
  • 近所の神社にお参りして、日ごろのご縁に感謝する
  • 出雲の神話や神在月の行事について調べ、旅の計画を立ててみる
  • 地域の集まりや習い事など、新しい出会いの場に顔を出してみる

縁は、相手がいてはじめて結ばれるものです。「いいご縁」の日に、ひと声かけてみるだけでも、つながりが少し太くなるかもしれません。

よくある質問

縁結びの日は誰が決めたのですか?

島根県の「神話の国 縁結び観光協会」が制定しました。現在は公益社団法人「島根県観光連盟」が受け継いでいます。日本記念日協会にも認定・登録された記念日です。

神在月は新暦の11月のことですか?

正確には、旧暦の10月のことです。旧暦は毎年新暦とのずれが変わるため、神在月の時期も年によって前後します。2026年は、出雲大社の神事が11月18日から25日にかけて行われます。

「神無月」は本当に神様がいない月という意味ですか?

そういう説もありますが、ひとつの説にすぎません。国立国会図書館の解説では、「無」は「の」を意味し、「神の月」という意味だとされています。出雲に神様が集まるという説は、それと並ぶ別の説として紹介されています。

縁結びは恋愛だけにご利益があるのですか?

いいえ、恋愛や結婚に限りません。出雲大社の縁結びは、家族、友人、仕事、地域など、人と人とのあらゆるつながりを結ぶものだとされています。

まとめ

11月5日の縁結びの日は、「いい(11)ご(5)縁」の語呂合わせと、全国の神様が出雲に集まる神在月の言い伝えから生まれた記念日です。島根県の観光団体が制定し、日本記念日協会にも登録されています。

出雲の縁結びは、恋愛だけでなく、家族や仕事、地域のつながりまで含む広い意味を持っています。2026年は11月18日の神迎神事から、出雲大社で神在月の神事が始まります。

まずは今日、しばらくご無沙汰している人を一人思い浮かべて、短いメッセージを送ってみてください。それが、あなたにとっての「いいご縁」の始まりになるかもしれません。

参考リスト

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