おはようございます!2026年11月5日、木曜日の朝がやってきました。
昨日は、フレミングに学んで、予想外の出来事を見逃さない方法をお伝えしました。今朝はいかがでしょうか。週の後半になると、メモや資料、やりかけのことが、あちこちに散らばって、「全体が見えなくなる」ことはありませんか。そんなときは、「並べて、整理する」ことで、全体の姿と、足りない部分が見えてきます。
世界中の偉人・哲人の思考を紐解く思考プロトコルシリーズ、木曜日の「構造化」にあたる本日は、ロシアの化学者ドミトリー・メンデレーエフ(1834年〜1907年)の思考プロトコルをご紹介します。元素の周期表を作った人物として、知られています。
🧪 「並べて、空欄を残す」
メンデレーエフが、最初の周期表を発表したのは、1869年のことです。当時、知られていた元素は、63個でした。ばらばらに見える元素を、「原子量」の順に並べていくと、似た性質の元素が、一定の間隔でくり返し現れることに、メンデレーエフは気づきました。
伝えられるところによると、メンデレーエフは、元素の名前と原子量を書いたカードを作り、トランプの「ひとり遊び」のように並べ替えて、整理を試みた、ともいわれています。ただし、これは「しばしば語られる話」で、確かな記録による裏づけは、今回の調査では確認できませんでした。
メンデレーエフの特徴は、並べたときに、きれいに収まらない場所を、「無理に埋めなかった」ことです。表のなかに、「空欄」を残して、「ここには、まだ知られていない元素が入るはずだ」と考え、その性質まで予言しました。
その後、予言された元素が、次々に見つかりました。たとえば、ガリウムや、1886年に発見されたゲルマニウムなどです。空欄が埋まっていったことで、メンデレーエフの整理の仕方が正しかったことが、証明されていきました。
この話が教えてくれるのは、情報は、並べ方を決めると、「足りないところ」が見えてくるということです。そして、きれいに収まらない部分を、無理に埋めず、「空欄」として残す勇気が、次の発見につながるということです。
仕事や勉強の整理でも、同じです。すべてを分かったつもりで並べるのではなく、「ここは、まだ分からない」と、はっきり書いておく。その「空欄」が、次にやることを教えてくれます。
💡 木曜の情報を整える「メンデレーエフ・並べて空欄プロトコル」
- ① 1つずつ、カードやメモに書き出す
頭のなかや、資料のなかにある情報を、1項目ずつ、付せんやカードに書き出します。1枚に1項目が、コツです。 - ② 「ものさし」を1つ決めて、並べる
「重要度」「期限」「テーマ」など、並べる基準を1つ決めて、カードを並べ替えます。迷ったら、「いちばん自然に並ぶ基準」を、選びましょう。 - ③ 収まらない場所に「空欄」を書く
並べてみて、「ここが足りない」「ここが分からない」と感じた場所に、「?」のカードを置きます。その「?」を調べることが、次の一歩になります。
✨ 並べて、空欄を見つける!
散らかった情報は、並べ方を決めるだけで、全体の姿が見えてきます。そして、空欄は、「足りない」という欠点ではなく、「次に見つけること」を教えてくれる目印です。
メンデレーエフのように、並べて、空欄を見つけてくださいね。それでは、本日もあなたにとって、のびやかな気持ちと小さな発見に満ちた1日になりますように。いってらっしゃい!

