はじめに
「ユネスコの発足から、今年で何年?」「分担金の約9%は、何億円?」「11月4日の次の水曜日は、何日?」。暮らしのなかには、ちょっとした計算で答えが出せる疑問が、たくさんあります。
国際機関と、かき揚げ。スケールの違う話に見えますが、どちらも数を整理して、筋道を立てて答えを導くという楽しさがあります。
👇 本記事でわかる3つの重要ポイント 👇
- 【テーマ1】年号の差から、経過した年数を求める
- 【テーマ2】全体のうちの割合(%)から、金額や量を求める
- 【テーマ3】カレンダーから、日数と曜日を求める
使うのは、たし算・ひき算・かけ算・わり算と、電卓があれば十分です。全部で6問のドリルを用意しました。ぜひ答えを開く前に挑戦してみてください。
第1部:ユネスコ憲章記念日・年数と割合の算数パズル
年数・割合・グループ分けの基本
11月4日は「ユネスコ憲章記念日」です。ここでは、年数、分担金の割合、加盟国のグループ分けにまつわる計算を、確かめます。
- 経過年数:あとの年−はじめの年
- 割合から金額:全体の金額×割合(%÷100)
- グループ分け:全体÷1グループの数=グループ数…あまり
年号は、ユネスコが1946年に発足したこと、日本が1951年に加盟したことに基づく、実際の年号です。加盟国数の195か国は、2013年11月時点の数字です。分担金の割合(日本は約9%)は、2016年時点で紹介されている数字です。分担金の総額や、グループの人数などは、すべて計算練習用の仮の値です。
【ドリル1】ユネスコの発足から、何年?
ユネスコは、1946年に発足しました。日本は、1951年に加盟しました。
(1)2026年は、ユネスコの発足から何年後でしょうか。
(2)発足から、日本の加盟までは、何年でしょうか。
(3)2026年は、日本の加盟から、何年後でしょうか。
▶ 答えと解説を見る
答え:(1)80年 (2)5年 (3)75年
- (1)2026−1946=80年
- (2)1951−1946=5年
- (3)2026−1951=75年
(2)と(3)を足すと、5+75=80年になり、(1)と一致することを、確かめられます。
【ドリル2】分担金の割合と金額
ある年の分担金の総額が、200億円(仮の値)だったとします。日本の割合は約9%、アメリカの割合は22%として計算します。
(1)日本の分担金は、何億円でしょうか。
(2)アメリカの分担金は、何億円でしょうか。
(3)日本とアメリカを合わせると、総額の何%で、何億円でしょうか。
▶ 答えと解説を見る
答え:(1)18億円 (2)44億円 (3)31%で、62億円
- (1)200×0.09=18億円
- (2)200×0.22=44億円
- (3)9+22=31%。18+44=62億円(または、200×0.31=62億円)
割合を足してから金額を出しても、金額を足しても、同じ答えになることを確かめられます。
【ドリル3】加盟国のグループ分け
加盟国が195か国あります(2013年11月時点)。会議のために、1つのグループを5か国ずつ(仮の値)に分けます。
(1)グループは、何組できるでしょうか。
(2)1つのグループを、4か国ずつに分けると、何組できて、何か国あまるでしょうか。
(3)準加盟地域9を加えた合計は、何になるでしょうか。
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答え:(1)39組 (2)48組で、3か国あまる (3)204
- (1)195÷5=39組
- (2)195÷4=48あまり3(4×48=192、195−192=3)
- (3)195+9=204
「あまり」は、グループにならない分です。割り切れる分け方と、あまりが出る分け方を、比べてみましょう。

第2部:かき揚げの日・日付と分量のパズル
日付・曜日と分量の基本
11月4日は「かき揚げの日」でもあります。ここでは、日付と曜日、かき揚げの具材の分量に挑戦します。基本は、次の2つです。
- 曜日:曜日は、7日ごとにくり返す。日数を7で割ったときの「あまり」で、曜日が決まる
- 割合から分量:全体の分量×割合
2026年11月4日が水曜日であること、11月11日が同じ水曜日であることは、カレンダーに基づく実際の情報です。具材の重さや、個数などは、すべて計算練習用の仮の値です。
【ドリル4】11月4日からの日数と曜日
2026年11月4日は、水曜日です。
(1)「めんの日」の11月11日は、11月4日の何日後で、何曜日でしょうか。
(2)11月25日は、11月4日の何日後で、何曜日でしょうか。
(3)11月30日は、何曜日でしょうか。
▶ 答えと解説を見る
答え:(1)7日後、水曜日 (2)21日後、水曜日 (3)月曜日
- (1)11−4=7日後。7日後は、同じ水曜日
- (2)25−4=21日後。21=7×3なので、同じ水曜日
- (3)30−4=26日後。26÷7=3あまり5。水曜日の5日後は、木・金・土・日・月で、月曜日
日数を7で割った「あまり」の分だけ、曜日を進めると、求められます。
【ドリル5】かき揚げ1個の具材の分量
かき揚げ1個分の具材が、60g(仮の値)です。内訳は、玉ねぎが30g、にんじんが15g、えびが15g(仮の値)です。
(1)3つの具材の合計は、何gでしょうか。
(2)玉ねぎは、全体の何%でしょうか。
(3)8個分作るとき、玉ねぎは、全部で何gでしょうか。
▶ 答えと解説を見る
答え:(1)60g (2)50% (3)240g
- (1)30+15+15=60g
- (2)30÷60×100=50%
- (3)30×8=240g
1個分を先に求めてから、個数をかけると、計算の流れが整理しやすくなります。
【ドリル6】揚げ物の十文字パズル
中央の空欄【 ? 】に漢字1文字を入れて、上から下、左から右へと読む「4つの二字熟語」を完成させてください。
原
石【 ? 】断
田
(※「原?」、「石?」、「?断」、「?田」という4つの熟語ができます!)
▶ 答えと解説を見る
答え:油
完成する熟語は、原油[ゲンユ]、石油[セキユ]、油断[ユダン]、油田[ユデン]です。かき揚げの日にちなんだ、揚げ物に欠かせない「油」の字を使った言葉が揃います。

2つのパズルに共通する「考え方」
- 別の式で、確かめる:年数や金額の計算は、期間や割合を2つに分けて足しても、同じ答えになるかを、確かめられます。
- 「あまり」に注目する:グループ分けでは、あまりの数が、答えの手がかりになります。曜日の計算でも、7で割ったあまりが使えます。
- 自作問題に挑戦:家にある材料の重さや、カレンダーの日付を使って、オリジナルの問題を作ってみるのもおすすめです。
まとめ
第1部では、ユネスコの発足からの年数、分担金の割合と金額、加盟国のグループ分けの計算を、学びました。
第2部では、11月4日からの日数と曜日、かき揚げの具材の分量、そして「油」の十文字パズルに挑戦しました。
国際機関も、かき揚げも、数字を整理すれば、筋道を立てて考えられます。水曜日の朝、ぜひ紙とペンで、ゆったりと楽しんでみてください。

