はじめに
「鍋のつゆは、1人あたり何mL?」「18時半に食べたいなら、何時から支度を始める?」「熱いお湯と水を混ぜたら、何度になる?」。暮らしのなかには、ちょっとした計算で答えが出せる疑問が、たくさんあります。
鍋と、湯たんぽ。どちらも冬のあたたかさの話ですが、数を整理して、筋道を立てて答えを導くという楽しさがあります。
👇 本記事でわかる3つの重要ポイント 👇
- 【テーマ1】年数や日数の差を求める
- 【テーマ2】分量・割合・平均を求める
- 【テーマ3】時間をさかのぼって、開始時刻を求める
使うのは、たし算・ひき算・かけ算・わり算と、電卓があれば十分です。全部で6問のドリルを用意しました。ぜひ答えを開く前に挑戦してみてください。
第1部:鍋の日・日数と分量と時間の算数パズル
年数・日数・分量・時間の基本
11月7日は「鍋の日」です。ここでは、年数と日数、鍋の分量、支度にかかる時間の計算を、確かめます。基本は、次の3つです。
- 経過年数:あとの年−はじめの年
- 割合から量:全体の量×割合(%÷100)
- 時刻をさかのぼる:食べ始めたい時刻−かかる時間
年号は、鍋の日が2001年に制定されたことに基づく、実際の年号です。立冬が2026年11月7日であること、次の節気の小雪が11月22日であることも、暦の資料に基づきます。つゆの量、具材の量、支度の時間などは、すべて計算練習用の仮の値です。
【ドリル1】鍋の日と立冬の数字
鍋の日は、2001年に制定されました。2026年の立冬は11月7日、次の節気の小雪は11月22日です。
(1)2026年は、鍋の日の制定から何年後でしょうか。
(2)立冬から小雪までは、何日でしょうか。
(3)1年を365日として、24の節気で等分すると、1つの節気は、およそ何日でしょうか。(小数第2位を四捨五入して、小数第1位まで答えます)
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答え:(1)25年 (2)15日 (3)約15.2日
- (1)2026−2001=25年
- (2)22−7=15日
- (3)365÷24=15.208…。小数第2位を四捨五入して、約15.2日
(2)の15日と、(3)の約15.2日が近いことが、節気が「ほぼ半月ごと」に巡る目安になります。
【ドリル2】鍋の分量(仮)
家族4人で鍋を囲みます。つゆは、全部で2L(仮の値)、具材は、1人あたり150g(仮の値)用意します。
(1)つゆを4人で等分すると、1人あたり何mLでしょうか。(1L=1000mL)
(2)つゆのうち、だしの割合を30%(仮の値)とすると、だしは何mLでしょうか。
(3)具材は、全部で何gでしょうか。
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答え:(1)500mL (2)600mL (3)600g
- (1)2L=2000mL。2000÷4=500mL
- (2)2000×0.3=600mL
- (3)150×4=600g
単位を、先にmLにそろえてから計算すると、間違いが減ります。
【ドリル3】鍋の支度の時間(仮)
鍋の支度では、具材を切るのに12分、煮るのに18分、食卓の準備に5分かかる(すべて仮の値)とします。
(1)全部で、何分かかるでしょうか。
(2)17時30分に始めると、支度は何時何分に終わるでしょうか。
(3)18時30分に食べ始めたい場合、遅くとも何時何分に始めればよいでしょうか。
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答え:(1)35分 (2)18時5分 (3)17時55分
- (1)12+18+5=35分
- (2)17時30分+35分=18時5分(30分で18時、残り5分)
- (3)18時30分−35分=17時55分(30分さかのぼって18時、さらに5分で17時55分)
確かめ算:(3)の17時55分に35分を足すと、18時30分になります。

第2部:湯たんぽの日・割合と温度のパズル
年数・割合・平均の基本
11月7日は「湯たんぽの日」でもあります。ここでは、年数、日付の割合、お湯の温度にまつわる計算に挑戦します。基本は、次の3つです。
- 年の差:あとの年−はじめの年
- 割合:一部の数÷全体の数(%にするときは×100)
- 混ぜたあとの温度:(温度×量)の合計÷全体の量(熱の逃げは考えない)
年号は、湯たんぽの日が2018年に認定・登録されたことに基づきます。日付は、立冬にあわせて年により11月7日か8日になり、2018年から2026年までの9年間では、2019年と2023年が11月8日、そのほかの年は11月7日です。お湯と水の温度や量は、すべて計算練習用の仮の値で、実際の湯たんぽの使い方の目安ではありません。
【ドリル4】湯たんぽの日の年数と日付
湯たんぽの日は、2018年に認定・登録されました。2018年から2026年までの9年間で、2019年と2023年だけが11月8日で、ほかの年は11月7日でした。
(1)2026年は、認定・登録から何年後でしょうか。
(2)9年間のうち、11月7日だった年は、何年でしょうか。
(3)9年間のうち、11月7日だった年の割合は、約何%でしょうか。(小数点以下を四捨五入して、整数で答えます)
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答え:(1)8年 (2)7年 (3)約78%
- (1)2026−2018=8年
- (2)9−2=7年
- (3)7÷9=0.777…。100をかけて77.7…%、四捨五入して約78%
確かめ算:11月8日だった年の割合は、2÷9=約22%です。78%+22%=100%になります。
【ドリル5】お湯と水を混ぜた温度(仮)
90℃のお湯と、20℃の水(どちらも仮の値)を混ぜます。熱の逃げは考えないものとします。
(1)お湯1Lと水1Lを混ぜると、何℃になるでしょうか。
(2)お湯2Lと水1Lを混ぜると、およそ何℃になるでしょうか。(小数点以下を四捨五入して、整数で答えます)
(3)お湯1Lと水3Lを混ぜると、何℃になるでしょうか。
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答え:(1)55℃ (2)約67℃ (3)37.5℃
- (1)(90×1+20×1)÷2=110÷2=55℃
- (2)(90×2+20×1)÷3=200÷3=66.6…℃、四捨五入して約67℃
- (3)(90×1+20×3)÷4=150÷4=37.5℃
お湯の量が多いほど、混ざった温度は90℃に近づきます。これは計算練習用で、実際の湯たんぽの使い方の目安ではありません。熱いお湯は、やけどにご注意ください。
【ドリル6】湯たんぽの十文字パズル
中央の空欄【 ? 】に漢字1文字を入れて、上から下、左から右へと読む「4つの二字熟語」を完成させてください。
熱
白【 ? 】気
船
(※「熱?」、「白?」、「?気」、「?船」という4つの熟語ができます!)
▶ 答えと解説を見る
答え:湯
完成する熟語は、熱湯[ネットウ]、白湯[サユ]、湯気[ユゲ]、湯船[ユブネ]です。湯たんぽの日にちなんだ、「湯」の字を使った言葉が揃います。

2つのパズルに共通する「考え方」
- 別の式で、確かめる:割合は、残りの割合と足して、100%になるかを、確かめられます。
- 時刻は、さかのぼって考える:食べ始めたい時刻から、かかる時間を引くと、開始の時刻がわかります。足し算で確かめましょう。
- 単位を、そろえる:LとmL、時と分のように、単位が混ざるときは、先にそろえると、間違いが減ります。
まとめ
第1部では、鍋の日の年数、立冬から小雪までの日数、鍋の分量、支度の時間の計算を、学びました。
第2部では、湯たんぽの日の年数と日付の割合、お湯と水を混ぜた温度の計算、そして「湯」の十文字パズルに挑戦しました。
鍋も、湯たんぽも、数字を整理すれば、筋道を立てて考えられます。土曜日の朝、ぜひ紙とペンで、ゆったりと楽しんでみてください。

